この記事では、私がクリニックに通い始めたときに疑問に思った妊活の用語集をお伝えします。
クリニックに通い始めたときに、ネット検索をたくさんしました。
記事内でも病院の資料でも出てくるのですが、最初に調べた用語を記載します。
目次
妊活で使う用語集
Dとは?月経周期の数え方
Dは「Day」の略語で、月経開始日からの日数を表します。
病院の薬の資料にも記載がありましたが、「 D2 エコー」と書いてあります。
これは、D2 『月経2日目』という意味です。
月経当日 D1
月経2日目 D2
と数えていきます。
最初は月経開始2日目に受診と決まっていたので問題なかったのですが、治療計画の資料にも記載がありましたので覚えておいたほうが良い大切な用語です。
ETとは? 移植周期の数え方(初期杯)
「embryo transfer」の略称で、2〜3日後の4〜8細胞のもの(初期胚)を戻す胚移植のことです。
後にでてくる「新鮮杯移植」はこちらの移植方法になりますね。
移植日当日 ET0
移植日10日目(判定日) ET9
月経周期は開始日を1でカウントしますが、移植周期は移植日を0とカウントします
BTとは? 移植周期の数え方(胚盤胞)
「blastocyst transfer」の略称で、受精卵になって5〜6日後まで育てた着床時期の胚(胚盤胞)を戻す移植のことをいいます。
「新鮮杯移植」「凍結杯移植」どちらもこれで表します。
私が移植した方法は胚盤胞まで育たせて凍結杯を融解後の移植だったのでこちらです。
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ETとBTの違いは、受精卵になって何日目の卵を子宮内に戻すかの違いです。
生殖補助医療(ART)治療方法の種類
ARTとは、Assisted Reproductive Technologyの略称で、生殖を補助することを目的に行われる治療法のことをいいます。
体外受精(IVF)(ふりかけ法)
女性から採取した卵子に男性から採取した多数の精子をふりかけ、その多くの精子の中の1匹が自力で卵子に入り込む方法です。
精子も卵子も外には取り出していますが、受精に関しては精子と卵子の力に委ねられます。
培養液の中で自然に受精されるのを待つ方法です。
顕微授精(ICSI)
顕微授精も、「体外で受精卵にする」という点では体外受精と同じですが、顕微授精は顕微鏡とガラス針を用いて卵子と精子を人工的に受精させる方法です。
何らかの受精障害があり、培養液の中で自然に受精するのが難しい場合に行われます。
移植の種類
新鮮杯移植(初期杯移植)
採卵を行い、得られた受精卵を2~3日培養し、その周期に子宮に戻す方法です。
移植の初回はこの方法を用いられることが多く、治療スピードが速いことと治療費が安く済みます。
実際に私が通っていたクリニックでは、凍結融解胚移植と14,000円の差がありました。
胚盤胞移植
採卵を行い、得られた受精卵を5~6日培養し、着床前の段階まで発育させることを「胚盤胞」と呼び、その胚盤胞を子宮に戻す方法を胚盤胞移植といいます。
不妊治療をして初めて知ったことは、受精した胚が成長過程で成長をやめてしまったり、必ずしもすべてが胚盤胞にならないとの事です。
1回目の採卵では2個の受精卵が成長せず移植をキャンセル。2回目は4個の採卵で胚盤胞に育ったのは1つのみ。年齢が高くなるにつれて胚盤胞になるまでが大変なんだと痛感いたしました。
凍結融解胚移植
初期杯、または胚盤胞を一度凍結したあとに別の周期で融解し、子宮内に移植する方法です。
私の場合は、排卵誘発剤を利用したのでこちらの方法で移植いたしました。
子宮を休ませてあげて、内膜の着床環境を整えてからの移植の為、着床率が高くなるとの事です。
すぐ移植ができなくてもどかしい気持ちでしたが、理由を知ると納得する内容ですね。
まとめ
D+数字 : 月経周期の数え方
ET+数字 : 初期杯を移植した周期の数え方
BT+数字 : 胚盤胞を移植した周期の数え方
主に新鮮杯移植の時にETを利用し、胚盤胞移植、凍結融解胚移植の時にBTを利用されていると思います
体外受精(IVF) :体外で自然に受精させる方法
顕微授精(ICSI):体外で培養士が人工的に受精させる方法
新鮮杯移植:最も最短で移植する方法(2~3日)
胚盤胞移植:着床寸前まで発育させて移植する方法(5~6日)
凍結融解胚移植:子宮環境を整えてから移植する方法(1か月半~2か月)